公開: 2020年4月1日
更新: 2020年4月1日
現在の岡山県東北部に広がる平野です。現在の総社市を中心とした一体で、吉備津神社、吉備の国の国分寺、古墳群、そして鬼の城(きのじょう)などが残っています。古墳群の中には、全長350メートルの前方後円墳である造山古墳などのいくつか巨大な古墳も残っています。
これらの古墳は、ウラから吉備津冠者の役割を引き継いだ吉備津彦命以後で、この地域を支配した古墳時代中期の豪族の墓であると考えられています。造山古墳から出土した石棺の材料(石)は、九州産の石で、九州の豪族との関係があったと考えられています。